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月記

半年に1回、更新が目標

疑問 : 漢字の「形声文字」ってなに?

 

 

形声とは、漢字の構成方法(作り方)のひとつ。

形声によって作られた漢字を「形声文字」という。
他の作り方(造字法)に、象形、指事、会意などがある。


具体的には、
「音を表す字」と「意味を表す字」を合わせて一字を作る方法。
(ちなみに、会意とは「意味のある字」と「意味のある字」を組み合わせる方法。「林」とか)

 


これらがネットで知った情報。
でも、いまいちイメージできない。
それに、なぜそうしたのか、説明が欲しい。


そこで、本で調べてみた。

いろいろ立ち読みした漢字に関する本のなかで、
阿辻哲次さんの『漢字再入門』(中公新書、2013)の説明が、
一番わかりやすかったので、ここにメモしておく。

 

 

」という漢字を例にとる。


まず、漢字が生まれる前に、話し言葉があった。
「鳩」のことは「キュウ」と呼んでいたらしい。

 

そして、新たに「ハト」を漢字にしようとする。
しかし、「ハト」は、象形では表しにくいし、会意も難しい。
(他の鳥と区別する特徴が薄いからだろう)


そこで、どうしたか。
「キュウ」と読む、すでに作られていた漢字を借りてくることにした。(賢いなぁ)
」がそれだった。

そういうわけで、「鳥」と「九」をくっつけて「鳩」とした、とのこと。
こうすることで、鳥のなかで「九」と呼ばれている鳥は「ハト」だ、と文字を見て推測できる。


これが形声という方法。

この方法は、象形や会意では表しにくい概念を漢字化するのに便利だったようで、
現代の漢字のほとんどは形声文字らしい。

 

 

 

(出典・参考)

 

 

 

形声(けいせい)とは - コトバンク

形声 - Wikipedia

会意(かいい)とは - コトバンク

漢字(かんじ)とは - コトバンク